●ルーキー
今回の大型案件も、ぶじに終わった。
チームのリーダーでもあり、バンドのリーダーでもあったこばさんが東京に転勤になってから、初めておろした案件。
こばさんとの思い出は数えあげたら切りがないほどある。
社会人になって、今のチームに入って間もない頃、なかなかチームに馴染めない自分に「自分、もっとしゃべれ」と命令口調で話しかけてきたのがこばさんだった。「えー、こわっ」っと思い、しばらくは恐怖心でいっぱいだった(笑)
すごく戦略的な人で、「相手がこう来たとして、いったんこう譲っておいてから、こう投げかけるんだよ」なんていう交渉術をよく伝授してもらった。できる人を上に持つと下は萎縮してしまうんだなぁ、と身をもって体感した(笑)
それでも陰で評価してくれてるのも、もっと成長するように期待されてるのも知ってたから、もっともっとがんばろうと思った。
2年目になっても、恐怖心はしばらく拭えなかった。7月、一緒にバンドをやり始めた。そこから、こばさんに対するイメージは一変した。ドラムでミスをして、顔を真っ赤にする姿に愛着がわいた←失礼(笑)
こばさんの結婚式の二次会、満面の笑みを浮かべるこばさんを見て、イメージは完全に変わった。戦略的で緻密でこわい人ってイメージから、繊細で暖かくて照れ屋な人ってイメージになった。
ある日のチームミーティングで、「東京に転勤になった」と告げられた瞬間、思わず反射的に「行かないでー」と叫んでいた。あれが自分の本心だった。
自分はもっともっとがんばっていこうと思う。もっともっとがんばって、ちゃんと自分の視点も、他人の視点も、会社の視点も、顧客の視点も、全体を俯瞰で見て適切な判断が下せるようになろうと思う。
それが自分のことを暖かい目で見守りながら、時には叱りつけてくれた、こばさんへの恩返しなんだから。
さて、ホテル暮らし、スタート!!