●ドラム、ベース、ボーカル。
ドラム、ベース、ボーカル。
以上。
そんな構成のバンドはイヤだな。
こないだの土曜日のスタジオ。集まったバンドメンバー。
ドラム、ベース、ボーカル。
以上。
早くみんな落ち着くといいね。
さて、今から夜勤だ。
ドラム、ベース、ボーカル。
以上。
そんな構成のバンドはイヤだな。
こないだの土曜日のスタジオ。集まったバンドメンバー。
ドラム、ベース、ボーカル。
以上。
早くみんな落ち着くといいね。
さて、今から夜勤だ。
「今日のごはんです」という書き置きとともに置いてあったもの。それは、箸。そして、皿。それだけ。
作業に終われ、昼食を取ることができないまま終電で帰った自分は、生まれて初めて出くわしたあまりの状況に動揺を隠しきれず、自らの目を疑った。だが、何度見ても状況は変わらない。机の上に箸と皿だけがあり、皿の上には何ものっていない。しかし、それはこれから始まる悲劇の序章にすぎなかった。
『なぜなんだ!?』と、あたりをみまわしてみると、そこには父親と犬の添い寝シーン…。
ははーん。さては……。
酔って帰った父親が、犬小屋にいる犬を解き放つ。そして、酔ったまま寝る。そんな状況で犬がすることと言えば、盗み食いしかないではないか。
「ハウス!」
ためしにそう叫んでみると、我が家の名犬はムクッと起き上がり、ダーッと犬小屋に入っていった。
『ジロ、お前は何も悪くないぞ……』
そうつぶやいてから、コンビニに夕飯を買いに行く事を決意。一番近所のコンビニまでは歩いて5分。
「無い……」
大雨の中、辿り着いた先にコンビニは無かった。ついこの間までは確かにあったのに。いつの間にかつぶれてしまったらしい。
ここで下した決断。これが一番まずかった。『次のコンビニまで歩く』という決断だ。
歩く。
歩く。
歩く。
雨で靴がびちゃびちゃになる。
歩く。
歩く。
歩く。
雨で靴下までびちゃびちゃになる。
歩く。
歩く。
歩く。
雨でスーツのズボンまでびちゃびちゃになる。
最終的に『スタミナ弁当』を手に家に辿り着いたのは、1時半だった。真夜中の散歩は1時間にも及んだ。
家に着くと、父親と犬の添い寝シーンは無く、誰もが寝静まっていた。そんな昨日の夜中。
ただ、その後の風呂の気持ち良さとスタミナ弁当のうまさは格別だった。
みんな大人になった。自分はまだ、ガキで幼稚なまま。子供の頃のようにしょーもないことを言いあっては、笑いたい。ずっと、笑っていたい。その気持ちが消えることはないんじゃないかな。冷静な大人になる時は永遠に来ないんじゃないかな。そんな気すらしてる。少しだけ、焦る。取り残されていくような気がして、焦る。自分もきっと、少しは大人になってきたはずなんだけどな。
7月18日。高校時代の同級生、その結婚式の二次会。当時の仲間たち5人から、歌を贈ることになった。
で、例によって曲を書く訳なんだけど、今回はちょっと特殊な作り方をする。まずタイトルだけを決めておき、5人がそれに対して詞を作る。それから5人の詞を元に、一つの詞を完成させる。曲を乗せるのは、それから。
そんなこんなで決まったタイトル、それは『スタートライン』。
結婚おめでとう。末永くお幸せに。今日が幸せな家庭を築いていく為のスタートラインだねって意味をこめた歌。
とりあえず、さらさら~っと書いてみた。
『スタートライン』
僕らが出会った日 それはまだ制服姿
バカなことばっかしてふざけあっては
バカみたいに笑いあった
高校を卒業してみんな別の道を歩んで
行く先々で色んなことがあって
そんな出来事の中にひとつ
ハッピーウェディング
幸せな家庭を築いておくれ
あの日と同じようにもう一度ここから始めよう
ハッピーウェディング
幸せになれると信じていた
あの日と同じようにもう一度ここがスタートライン
親友。その言葉に定義はあるんだろうか。
きっと、お互いが親友と認めあうこと。そのたったひとつの条件のもと、親友は成立しうるんだと思う。
そんな「親友」が、この歳にして、生まれて初めてできた。
いつも素直で自然体で過剰に気を遣うこともなく、一緒にいたらとにかく落ち着くし楽。困った時はお互いに励まし合う。
あの、人間関係を築くことを極度にこわがってた大学時代からしたら、それこそ夢のようだな。
おじさん。
響きがイヤだな。
でも、自分がそれになった事は決してイヤじゃない。
昨日、姉の子供が生まれた。
会社を休んでそれに立ち会ったんだけど、それにしても呆気ないもんだね。
帝王切開だったってのもあると思うけど、始まったと思ったらすぐ出てきた。ついでに涙も出てきた。
家族が増えた。姪。そう、女の子だったんだ。初孫って言葉があるぐらいだから、初姪って言葉もあってもいいのにね。ちょっと「発明」っぽいけど。
他人の子供を見るのと、自分の姉の子供を見るのは、やっぱり感覚が全く違うから不思議だ。
生まれた直後、「お父さん似ですね」の言葉に、「……」。若干微妙な空気が流れる。麻酔のさめきっていない姉の「顔はまぁ、どっちでもいい…」という小さな台詞がほんわかした空気に変える。
寝起きの日記はぐだぐだ。
この3週間、仕事で色々あった。
まずチームのメンバーがひとり、仕事のストレスから倒れた。
その間にお客さんのトラブルとシステム側のトラブルが重なり、睡眠時間を削って働いた。4月、5月は月に100時間近く時間外労働をした。
その過程で足が腫れ上がったり、身体中に蕁麻疹ができたりした。性格的に、気持ちより先に体が壊れていくらしい。日曜日に寝まくったら治ったから、単なる睡眠不足による免疫力の低下だったらしい。
そんなこんなで睡眠時間の確保は欠かせないんだけど、それでもやっぱり仕事はたのしい。自分にできることが増えていく達成感は何物にもかえがたい。
ただ、苦しそうなチームメンバーの顔を見るのは耐えられない。少しでも幸せに働けるチームを育てようと、リーダーとあれこれ画策中。
これから。これから。