2011/02/05(土)

●リレー小説サイト「ノベり場」の構想まとめ


千葉のホテルにて彼女が体調を崩してしまったので、チェックアウトの時間を延長した。

せっかく空いた時間ができたので、彼女の体調を気づかいつつ、ノベり場の今後についてアレコレ考えてみる。

そもそも「ノベり場」というリレー小説サイトを作り始めたのは、「リレー小説が好きだから」という理由。これといった難しい理由があるわけではない。

創作性のある遊びはとにかく面白い。例えば、「絵しりとり」という遊び。

絵しりとりは、まず一人が絵を描くことからゲームが始まる。描いた絵を見せられたもう一人は、「いったい何を描いたんだろう」というのを考える。そして、描いたものを表す言葉の最後の一文字から始まるものを描く。あとはその繰り返しである。要するに、絵を使ってしりとりをするわけだ。

メンバーの中に「画伯」と呼ばれるような人が含まれていると、絵しりとりはさらに盛り上がる。独自の世界観を持った絵というのは、たいてい何を描いたのか良く分からない。そこで「アハハ、何だこの絵!(笑)」という具合に、盛り上がるわけである。

リレー小説についても、同じような楽しみ方ができる。複数人でリレー小説をやっていると、いろんな人がいる。独自の世界観を持った人や、ひたすら伏線を張る人、その伏線をことごとく消す人、話の流れを無視する人や、やたらと話を終わらせたがる人、登場人物をひたすら行方不明にしていく人。

そういう、いろんな人の思惑が重なりあった結果、たいていはグダグダな文章ができあがる。しかし、リレー小説はそこが面白いのだ。

超展開。それこそが、リレー小説の醍醐味なのだ。

そんなリレー小説を楽しめるサイトを作りたいと思ったのは、自分自身がリレー小説を楽しみたかったからだ。

当時、「リレー小説といえばこのサイト!」と言えるようなサイトは存在していなかった。そして自分の認識では、今現在もそんなサイトは存在していない。無いならば作ってしまおうと、そう考えて作り始めたのが、ノベり場なのだ。

さて、振り返りはこのぐらいにしておいて、ここからは、「これからのノベり場」について考えてみる。

これからのノベり場はまず、iPhone向けのサイトを作りながら、Twitterとの連動機能をつけていく。これにより、Twitterの友達どうしでリレー小説を楽しめるようになる。また、気になる作者がいた場合に、Twitterを辿ることでその人についてもっと詳しく知ることができる。

リレー小説とTwitterは非常に相性がいい。一人のつぶやきが元となり、それが波及して、いろんな人のつぶやきを巻き起こしていくTwitter。それを小説に置き換えたものが、リレー小説ではないだろうか。そのような意味でも、Twitterとの連動は必須の機能だと捉えている。

それから、PC向けのサイト/スマートフォン向けのサイト/ガラケー向けのサイト/iPad向けのサイトなどに対応することでマルチプラットフォーム化を進め、どんな環境下でもリレー小説を楽しむことができるようにする。

それから、「ノベルゲームのように文章を表示できる機能」をつける。

ノベルゲームとは、例えば「かまいたちの夜」のような、テキストが一文字ずつ表示され、選択肢を選ぶことによって物語を進めていくようなゲームのこと。

ノベり場は、ノベルゲームと似た要素を持っている。それは、ノベり場が「マルチストーリー型リレー小説サイトである」という点である。

従来のリレー小説サイトは、ほとんどと言っていいほど、「掲示板」を流用して作られていた。この掲示板を流用した形式のリレー小説サイトは、大きく2つの問題を抱えている。

1つめの問題は、「話の流れが1つしか作れない」という点だ。誰か1人「荒らし」が混ざっていただけで、その小説はダメになってしまう。

また、2つめの問題は、「コメントをつけることができない」という点。掲示板形式だと、文章とコメントが混在する形になり、どうしても読みにくくなってしまう。

そこで考えたのが、1つの文章からいくつでも分岐を作ることができる「マルチストーリー型リレー小説」というものだ。それに加え、コメント欄は別の投稿欄を設けることで、文章とコメントが混在しないようにした。

この「マルチストーリー型」という部分と、選択肢を選ぶことによって物語を進めていくノベルゲームが、非常に相性がいいわけだ。

そして、ノベルゲーム風に読み進めていった結果、まだ続きが投稿されていないようなら、そこからダイレクトに続きを投稿することができるようにする。これにより、リレー小説はもっと活発になるのではないかと考えている。

この「ノベルゲームのように文章を表示できる機能」により、リレー小説をゲームのように楽しむことができるようにする。

投稿者が増えてみんなで楽しめるサイトになってきたら、「自動翻訳機能」というのをつける。これは、日本語で投稿した文章を英語に、英語で投稿した文章を日本語に、自動的に翻訳して表示できる機能だ。

この「自動翻訳機能」により、例えば、日本にいる田中さんとアメリカにいるマーティンさんが一緒にリレー小説で遊ぶことができるようになる。

ノベり場は「リレー小説をみんなで楽しむことができる場所」という他、「世界に埋れている、才能のある物書きさんにスポットライトを当てられる場所」、「世界中の人が、リレー小説によってつながることができる場所」にしたいと考えている。これが、自分がノベり場を作ることで成し遂げたい夢である。